入会のご案内

国立大学法人動物実験施設協議会入会のご案内

国立大学法人動物実験施設協議会(国動協)は、国立大学法人並びに大学共同利用機関法人の付属動物実験施設のみならず、文部科学省が所管する独立行政法人を含む機関の付属動物実験施設や動物実験に関連する機関内の共同利用センターなど、広く会員として受け入れており、現在55機関66施設が加盟しています。本協議会では、会員相互並びに関連団体・学会等との連携を図りつつ、実験動物の適正な管理を行い、社会的理解が得られる動物実験を実施するために幅広い活動を行っています。

具体的に、国動協は動物実験の関連法規、指針に沿った体制を各機関で確立し、円滑な運用が行えるよう、社会や監督官庁が求めている事項に関する情報を、適切な時期に遺漏なくご提供しております。また、動物実験施設の整備状況、動物実験規則の制定や動物実験委員会活動に関する事項、微生物モニタリング検査、遺伝子組換え動物の取り扱い等々の動物実験に関連する事項、さらには法令遵守、特に情報公開自己点検評価・外部検証に関連した案件についても協議し、会員へ積極的に情報提供するよう努めています。加えて、気軽な相談窓口として国動協を活用して頂けるように、様々な委員会活動を充実させ、それら委員会を中心に専門的な立場から迅速なサポートが可能となるよう心がけています。とりわけ専任の教職員(実験動物専門家)が配置されていない動物実験施設等において、実験動物や動物実験に関する情報、関係法規の解釈や対応等に関して有効に活用して頂ければと考えています。動物実験施設関連の教職員公募や有用人材に関する情報提供も随時行っております。

医学生命科学に携わる者が、人の健康や安全に関して社会に貢献するためには、国民の信頼を幅広く得ながら、必要な限りにおいて動物実験を実施する必要があります。関連機関、組織がこの目的の下で協調し、諸処の問題を協議し対応していく事は大変意義があり重要なことであると考えます。平成26年度より、共同利用の動物実験施設を持たない機関に対しても、准会員制度を設けて受け入れる体制を整えました。国動協に未加盟機関におかれましては、動物実験に対する国民の信頼と理解を得るためにも、ぜひ積極的に国動協へのご加盟を検討して頂きたいと願っております。