国動協会長(2020-2021年度)挨拶

国立大学法人動物実験施設協議会 会長
筑波大学トランスボーダー医学研究センター 生命科学動物資源センター
杉山 文博

第46回国立大学法人動物実験施設協議会(通称「国動協」)総会の書面決議後、2020-2021年度の国動協会長に選出されました筑波大学の杉山文博でございます。小野悦郎前会長のあとを引き継いで、皆様のご協力を賜りながら国動協の発展に貢献させていただきたいと考えております。微力ではございますが、2年間、どうぞ宜しくお願いいたします。

国動協は、1974年の国立大学動物実験施設長会議の創設以来、会員施設相互の緊密な連絡と協力により、国立大学法人における動物実験の精度と水準の向上を図り、実験動物の飼養保管と動物実験の適正化を進め、医学・薬学・生物学等の生命科学における教育、研究の推進に貢献して参りました。施設長会議から出発いたしました国動協は、現在では、それぞれの会員施設の施設長、専任教員、技術職員、事務職員、非常勤職員等が職域や専門性を越えて相互に連携しながら活動を続けており、加盟施設は73施設(2020年7月現在)となりました。

動物実験の外部検証事業は、公益社団法人日本実験動物学会へ移管されましたが、国動協は、適正な動物実験を進めるため、引き続き、外部検証のための人材育成事業プログラム等への協力を通し、外部検証事業の推進に貢献してまいります。また、新型コロナウイルス感染症の拡大により我が国においても2020年4月に緊急事態宣言が出され、国内の多くの大学は教育・研究活動を大きく制限しました。そのような中においても動物実験施設の支援活動はひと時も休むことができません。今以上に会員相互の緊密な連絡と協力を図り、動物実験施設が抱える多様な課題に対して創意工夫を支援できる国動協を目指したいと考えております。

国動協は、我が国の大学等における動物実験の適正な実施とそれらを通じた関連分野の研究推進のために、これからも同じ目的を持った関連団体である公私動協、厚生労働省関係研究機関動物実験施設協議会をはじめ、日本学術会議、全国医学部長病院長会議、日本実験動物学会等とさらなる連携を深めながら、精度が高く再現性を確保できる動物実験の実施のために、実験動物の飼養保管と動物実験の適正化を進め、我が国における生命科学の発展に寄与すべく活動を進めてまいります。